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2024.09.10
この季節は「電気虫」の被害に注意!
電気虫の外見的特徴
電気虫とはイラガという蝶の仲間の幼虫で明るい緑色のナマコのような形ををしており、大きさは15~25mm程度
サボテンのようなトゲトゲをもった姿をしています。
電気虫の生態
北海道から九州まで生息しており、6月~10月頃に発生します。
どんな木にも付きますが、柿、サクラ、ウメ、アンズなどの広葉樹は特に注意です。
生まれたての幼虫は葉の裏に群れて寄生しています。大きくなると葉の裏から移動します。
電気虫の被害
刺されると電気が走ったような痛みを感じ、治るまで1~2週間ビリビリと痛むことから電気虫の俗称で呼ばれています。脱皮を繰り返して大きくなりますが、脱皮後の皮のトゲにも毒があるので触らないようにしましょう。
人間はもちろんワンちゃんも毎年被害があります。
幼虫を踏んでしまい、トゲが刺さることが原因です。
散歩の途中で、片足をかばうような仕草になったりした時はご注意ください。
刺される場所のほとんどは肉球ですが、赤く腫れてくることがあります。
基本的に命に係わることはないですが、腫れたり赤くなったり足の裏を気にするような仕草が続くようであれば動物病院を受診してください。
応急処置
応急処置としては目に見えるトゲをよく探して取ってあげた後、ガムテープなどで細かいトゲを取ってあげ、水で優しく流して洗ってください。こすってはいけません。
抗生物質などを動物病院でもらえば大事には至りません。
予防
お散歩ルートの木の下や草むらを通るときは電気虫がいないかチェックしましょう。
葉っぱが食害されている木は要注意です。
症状が重そうな場合や不安がある場合は動物病院にご相談ください。