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2023.09.19
犬・猫の熱中症
犬も猫も蒸し暑い環境に長時間さらされれば熱中症になります。
熱中症の代表的な症状と予防と対処法を解説していきます。
熱中症の症状:
初期症状
- 浅く早い激しめの呼吸をしている(パンティング)
- 舌や歯茎が明るい赤色に変色する
- よだれが増える
重篤な症状
- 嘔吐や下痢をする
- 運動能力が低下する
- ふらふらする
- 痙攣する
- 失神する
- 意識障害がなくなる
これらの症状がみられる場合は熱中症かもしれません。
熱中症の予防
基本的には高温の環境に長時間置かないことが最も大切な予防です。
こまめな給水や暑さ対策のアイテムも有効です。
夏場のお散歩は注意が必要です。日中を避け熱中症対策アイテム(冷却ベスト)などで工夫しましょう。
気温が下がった夕方のお散歩でも体高が低い犬種はアスファルトのふく射熱で体温が上がりやすいため熱中症になることがあります。
ワンちゃんの様子を見ながらお散歩しましょう。
短頭種のワンちゃん猫ちゃん(フレンチブルドッグやパグ、ペルシャやヒマラヤン等)はマズルが短く口腔内が狭いため、体温を下げるのが苦手です。
症状が出ていないかよく観察してあげてください。
日陰や冷たい場所を確保してあげましょう。室内の温度は26度くらいに設定してあげてください。
ワンちゃんも猫ちゃんもお水を飲むことで体温調整しています。充分なお水を用意してあげてください。
応急処置
熱中症は重篤な症状になると亡くなる場合があります。
- 全身に水を掛ける
- 水で濡らしたタオルで包み、涼しい場所で風を送る
冷却に効果的な場所は 喉 前足の付け根の内側 後ろ足の付け根の内側
でいずれも太い動脈がある場所です。
などの応急処置を行いながらすぐに動物病院で治療を受けてください。