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2024.07.19
SFTSってなに?
重症熱性血小板減少症候群
SFTS(Severe Fever with Thrombocytopenia Syndrome)
SFTSは2011年に中国で新しい感染症として流行していることが報告された比較的新しい病気です。
日本では2013年に発見され、西日本を中心に年々発生範囲が広がりつつあります。
静岡県内でも2022年のデータで6人の感染が確認されています。
病原体は、マダニを媒介としたSFTSウイルスで、
主な初期症状は発熱、全身倦怠感、消化器症状で、重症化し、死亡することもあります。
感染は直接マダニに咬まれた時やマダニに咬まれた犬、猫から人へ感染します。
また患者を診察した医師への感染も報告され、人から人への感染も確認されています。
現在SFTSに有効な抗ウイルス薬がありません。
〇マダニについて
マダニについて(別の記事に飛びます)
6月と9月が感染が特に多いです。
マダニが生息しそうな場所に行くときは、自分もペットも注意してください。
ご自身も長袖長ズボンや帽子を着用するなど対策をしましょう。
〇注意する箇所
犬・猫の場合、毛の少ない目、鼻、耳、指の間、前足、後ろ足の付け根などを確認してください。
〇マダニに咬まれたら
もしもペットが咬まれていた場合は無理に引き抜こうとせず、獣医師の診察を受けましょう。
顎の部分が皮下に残る場合が多く別の症状が起こる場合があります。
唾液や糞からウイルスが感染しますので症状がでたら感染対策をして来院ください。
ご自身が咬まれた場合、数週間は体調の変化に注意をして発熱等の症状が現れた場合は医療機関を受診しましょう。