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2024.07.19
ワンコの前立腺疾患と予防
犬の前立腺疾患で一般的な疾患は前立腺肥大です。
去勢されていない雄犬の50%以上が4歳までに発症し、7歳以上になると80%が発症すると言われています。
年を重ねるとその割合は増加していき、ほぼ全ての未去勢犬は発症すると言われています。
前立腺肥大の症状は
肥大した前立腺が周囲の臓器を圧迫することで症状が起こります。
血尿、排尿・排便不良が一般的で、いきんでいるのに出ない、便秘、細い便などが典型的な症状です。
また、検査により発見される無症状の場合も少なくありません。
前立腺肥大の治療
去勢により男性ホルモンの影響を排除することで前立腺は縮小していきます。
高齢で手術が行い場合は抗ホルモン薬の投薬での治療があります。
前立腺疾患の予防としての去勢
前立腺の疾患は去勢していなければ、ほぼ必ず起きる疾患なので、去勢は非常に有効な予防手段といえます。
これにより寿命が2年ほど伸びるという研究もあります。
繁殖を目的としていない場合は去勢をご検討ください。
・前立腺肥大
ほぼ排除できる
・前立腺炎
感染リスクが減少します。
・その他
睾丸がんや問題行動の改善(攻撃性の低下・マーキング行動の減少)